なぜランエボ9MRを買ったかっていうお話
俺の車遍歴が
セルボモード→セルボモードSR-FOUR→ランエボⅥ→ランエボ9MR
なんですよ。
大学生のころに父親のセカンドカーのセルボモード(キャブ、FF、5MT)をもらって色々車について学んだり、DIYを覚えたりした。
燃費は恐ろしくよくて23㎞/ℓを叩き出していた。
その後、個人取引で7万円くらいでセルボモードSRーFOURという4気筒DOHCターボを搭載したグレードを手に入れる。
このグレードに搭載しているエンジンはF6Bといってタコメーターが12,000rpmまで刻んである恐ろしい超高回転型エンジンである。
この車専用エンジンなのだ!
低速トルクが恐ろしいほどスカスカでエンジンを回してなんぼな車でした。
1速なんてあっという間に吹けあがる。
セルボモード SR-FOUR CP32S |
ちなみに前オーナーがマジでクソだった。本当にクソな人間だった。
遠い県外だったので知り合いの車屋に取りに行ってもらってワクワク気分で車を見に行ったら…
フェンダーは凹んでるわ、ハブボルトは一本折れてるわでなんじゃこりゃ状態
前オーナーに確認したら、後輩が勝手にやったことだと言い張り…
ゴミカス人間の相手をするのは疲れるから問い詰めるのやめた。
燃費は15㎞/ℓくらいだったかな?
マフラーはメガホンRっていうラッパ型で音が拡散する近所迷惑なやつだったな…w
乗らなくなったセルボモードは知り合いにあげた。
この知り合いもクソだったわ。今は縁を切ったが。
そんで就職して会社の先輩がランエボⅥに乗ってて、ある日車検をとらずに廃車にするっていう話をしてくれた。
それは勿体無い!!俺が乗り継ぎますよ!!
って言ったらランエボをくれた。
今思うとタダでランエボ貰えるとか奇跡。
これが徳を積んできた俺の人生…
ランサーエボリューションⅥ GSR CP9A |
まずランエボに乗って感じたのは低速トルクが太い太い。
っていうか前のセルボが低速スッカスカだったからそれのせいもあって超鬼トルクに感じた。
そしてめっちゃ速い。頭が置いていかれるほどの加速。
さらに車内が広い。
もう感動しかなかった。
廃車予定だったから不具合放置してたみたいなんで色々直して乗ってた。
SNSで知り合った自営の車屋に何回か修理をお願いしたけど、毎回何かしらやらかしてくれていて金を払うのがバカバカしくなって通うのやめた。
ある日、駐車場に入ろうと右にハンドルを切って進んだらガチャンガチャンという音と主に振動が…
調べるとトランスファー内にある純正ヘリカルLSDのボルトの緩みが原因らしい。
CPエボの致命的な持病でTMEからは対策品に変わったらしいんだけど、対策品でないTMEも存在するとか。
まあトランスファーは非分解なのでディーラーに持っていくとASSY交換で恐ろしい金額になるとのこと。
どうしたもんかと検索したら分解して直してくれるショップを見つけた。
ここに持ち込んで修理をしてもらい無事に完治。
ご丁寧に超お高いミッションオイルを入れてくれたんだけどミッションの入りがめっちゃよくてびっくりした。
まあ純正オイルでよかったんだけどね。高いし。
そんで帰り際に少し話をしてAYCポンプなら中古で3万位で手に入るっていう話だったんでお願いをして後日、中古ポンプを用意してもらって交換してもらった。
作業途中に言われたのは、AYCポンプが7万だったってこと。
しかも10万キロを超えた車体からとってきたとさ。
3万っていう話だったからお願いしたのに\\\
それなら俺が俺が調達したわ…もっと早く言ってくれよ。
っていう不信感でそのショップも通うのやめた。
態度もアレだったし。
で、AYCの恩恵を受けてコーナー楽しーwってなってたらコーナーで
モーー
っていう牛さんの鳴き声がリアからした。
これもよくあるAYCの不具合らしい。
もうショップや個人はこりごりなので安心安全のディーラーに預けようと会社から自宅までの間にある三菱ディーラーに持っていったら
「AYCはサーキットなどでタイヤが鳴るような状況じゃないと作動しないのでサーキット走らないならそのままでもいいですよ。擦り合わせ…?知らないですが必要ないんじゃないですかね。」
と言われ…
いや、乗ってると絶対そんな事ないってのは分かるので…
セカンドオピニオンとして家からちょっと遠いディーラーに電話して聞いてみた。
そしたらもう素晴らしい回答が返ってきて、ここのディーラーに通う!!!!という強い決意をした。
このディーラーはわりと綺麗で中古車の販売もしていた。
入庫して擦り合わせもしてもらったけど完治はしなかったものの音の発生率は下がった。
ちなみにこのディーラーにランエボが何台か修理待ちで置いてあって工場内でもエボが整備されていて、やたらエボの居るディーラーだなーという印象だった。
そんなある日、アクセル全開にしたらブースト計が恐ろしい値を示してリミッター作動の燃料カット。
あー、持病のアクチュエーターの固着だーってなってディーラーに点検修理のお願いをしに行ったら、中古車展示の所に赤いランエボが。
パッと見9MRぽかったので点検の間に見に行ったらやはりランエボ9MRだった。
ここで俺超興奮。
9MRが置いてある!!すげーー!!って見てたら店長が来た
「9MRじゃないですか!!激レアじゃないですか!!すごーーーーーー!!え、エンジンルームまで見ていいですか!?!?」
って興奮気味に聞いて許可貰ったのでじっくり見てた。
この時は彼女(現嫁)も一緒に居て飽きれた感じで俺の事を見ていた、と思う。
ちなみにスノボの板を買う時もこんな感じでじっくり見て何時間も悩んでる。
毎回彼女は俺のこういう優柔不断に付き合わされているから飽きれた感じになっているのだろう、と。
で、愛知で使用、距離5万キロ台、外装綺麗、下回り錆無し、タイヤは純正タイヤだけどほぼ終わりかけてる。
弄った様子は無く純正、整備記録もしっかりある。
お値段は310万円。
ちなみに現在は同じ状態のランエボ9MRは500万くらいします…
ネットで見ると他所よりも30万くらい高いけど、これはディーラー認定中古車だから状態をしっかり見てるしなにより保証もある。
ある意味お買い得なんじゃないか・・・?ってちょっと気になり始めた。
すると中古車担当の店長が来て
「気になるようでしたら見積りだけでも出しましょうか?」
って言われたんで無料だしやってもらおーって事でお願いした。
見積りだしている間にお話ししてたら、この店長、ランエボが超好きらしくて今まで沢山ランエボを仕入れては売ってきたらしい。
お客さんもランエボ好きが多いみたいでこの人が居るからって事でこのディーラーにランエボを預けに来るとの事。
だからお店の敷地にランエボが多かったんだなあ…納得。
んで、今回仕入れられたのは奇跡といってた。
この走行距離、この綺麗さはもう二度と出てこないだろう、と。
ネットに掲載もしているが、問い合わせやお気に入りが多くてさすが限定車の9MRですね、ある意味ランエボの究極系ですから、と。
さすが営業、たくさん売ってきただけあって言葉が巧いw
見積りが出て、うひょー高いぜーって思ってたら
「とりあえず商談中の札を掲げておきましょうか?それは無料ですし。他の人に取られないように。多分何もしなくてもそのうち売れちゃいますし…1週間は札を付けておけるので悩みに悩んでください^^」
と言われたので抑えてもらいましたw
で、何しに来たか忘れかかっていたランエボのアクチュエーターの見積りも貰って、さあどうしよう…と
とりあえず修理する方向でお願いします。と伝えて部品の発注をしてもらって帰宅した。
帰ってから9MRの事を調べまくって彼女にもどうしよーどうしよーって言ってたら、とりあえずまた行って話してくれば?って言われたので二日後に行った。
俺みたいな薄給人間が300万を超える車が買えるか心配だった。貯金はエボ6直すのに結構使ったし笑
もうここが最大の難関。
とりあえずエボ6を下取りできるか査定してみましょう。って事で査定してもらった結果、30万円位だった。
距離15万キロ超え、リアクウォーターパネルに凹み(先輩の嫁さんが俺にくれる前に電柱にぶつけちゃった)があったのでこれくらいの金額だった。
個人取引とか他のスポーツカーを高く買い取ってくれるお店に持っていけばもう少しは高くなるかもって言われたけど面倒だったからやめた。
とりあえず下取りの価格は分かったからそれを貰って帰宅後、彼女に相談。
どうしようどうしよう、ローンだと月3万円位の支払い、ボーナスで15万円が飛んでいく事になるから生活が大変になってしまうかもしれん…どうしようどうしよう…
そしたら彼女が
「とりあえず買えばいいんじゃない?生活はなんとかなるでしょう。」
って言ってくれた。
いや、女神かよ。ここで結婚する決意をする。
で、一緒に生きていく決意をしてくれたのですぐ電話で購入します!と伝え、後日彼女と共に判子を持ってディーラーへ。
そしてめでたくランエボ9MRを購入する事になりました。
あ、ローンはディーラーのお高いローンを組んだ笑
というのも、他の所だと断られたので。
さすが薄給。
というか、カードあんまり使ってなかったしローンも組むのが初めてだったから信用がなかったんじゃないかっていうお話。
まあ薄給が一番デカいでしょう笑
んでも今思うと無理してでも買ってよかったと強く感じる。
今買おうとしたら300万じゃ到底無理だもん。
迷いがあったらとりあえず買う、が良いね。
これからもよろしく! |