Noah Snowboarding Japanを頭の悪い俺が解説

2023年2月1日水曜日

スノーボード それってあなたの感想ですよね

t f B! P L

  Noah Snowboarding Japan

Noah Snowboarding Japan(ノアスノーボーディングジャパン)

国産のメーカーでデザインがマジで可愛い。

生産は青森県にあるBluemoris(ブルーモリス)が担っている。

独自の可変コンベックスソールとIDキャンバーの特許(特許第5584864号 特願2009-156180、取得2014年)をもっている。

ネット販売やカタログ掲載は一切せず実店舗のみの扱いとなるため検索しても全然情報が出てこないしインプレッションもない。

なら俺が買って乗ってその感想をネットにあげてみる。

所謂「それってあなたの感想ですよね」をお届け。



まずはブランドから。

ブランドストーリーはこれだ!

2007年、記憶に残る雪が降らないシーズンからスノー業界に大きな影響を

及ぼし、あえてこの2007・08年モデルに立ち上げたスノーボードブランド。

それが Noah’s Ark 。他ブランドとは違った拘りの強いコンセプトと独自の

空気間から、お陰様でこれまでたくさんのファンの皆様と時間を共有して参り

ました。その後2015・16年モデルより2シーズン、一旦生産をSTOPし、情報

もシャットアウトしていました。

 Noah’s Ark は止まっていましたが、Noah Snowboarding Japan プロジェ

クトは、これまでたった1日も1時間さえも止まらず動いており日々進化して

いました。これまでの業界事情を含む私たちの疑問点や問題点を解決し、

私たちが本当に造りたい理想の製品造れない現状より、解決手段を検討し

時間を掛け、DIL(Domestic Innonation Laboratory)にて、一つ一つクリア

してきました。

 過去業界に30年以上あらゆる角度から携わってきましたが、ビジネスで

このブランドを運営していたとすると、恐らく過去消滅したブランドと同じように

とっくに消滅して無くなっていたでしょう。 この空白の期間、全国のお取り扱い

プロショップ様やファンの皆様から数えきれないお問い合わせを頂きましたが

ご回答は納得出来たら出します。のみの回答で2年以上もの年月を要しました。

 2017・18年モデルより新たな運営体制と更なる拘り・そしてNoah’s Arkベースから出来なかったことを実現させた『Noah Snowboarding Japan』がスタート致します。これから特許取得済み独自テクノロジーは勿論ですが、

更にお客様及びお取り扱いプロショップ様にもお喜びいただけるプロダクト製作と、お客様とのイベント等にも目を

向けて展開して参ります。

 

改めまして、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

                                    Noah Snowboarding Japan 関係者一同 出典


特許は2006年出願、2014年8月に取得。

特許出願してブランドがスタートし、特許取得でブランドが終焉。

なるほど、Noah’s Ark時代のオガサカ工場で一悶着あってブルーモリスに変更したのかな?

スキーの話だけど、オガサカで揉めてブルーモリスに生産を移したそんな話があったとかないとかゲレンデのおじさんが言ってたな。もちろん真偽不明。

で、再スタートをきったNoahはネットに情報を出さない徹底ぶり。

なので正規ディーラーのブログとかを見てみるとだいたいこんなことが書かれている。


・可変コンベックスとIDキャンバー搭載でエッジングがいい

特許取得済(特許第5584864号 特願2009-156180)で他の国産ボードは真似できない形状


・日本の雪質に合ったグラファイトソール

高品質グラファイトソール使用


・木目のトップシートはボードに傷がつかない

スノーボードブランドでは唯一のMMSトップシート仕様(matte structure sheet)


・高反発な乗り味

バンブーとカーボンシートで独特の反発力


・人と絶対かぶらない

1県1店舗の取り扱い(全国で20店舗ほど)とネット販売禁止で流通量が限定されている


なるほど、めちゃよさそうだな。

そして最大の売りである特許の可変コンベックスってのがポイントになるわけだ。

これはノーズテールのコンベックスは強く、真ん中に行くごとに弱くなっているというもの。


じゃあどんなものか特許を読んでみよう。

特許の文章って言いまわしが堅苦しくて何書いてあるかマジで分からん。

俺の文章読解力が足りないせいもある。

読んでみると、Noahの可変コンベックスの根底にあるのは似たような構造を持った別の特許のソールであることが分かる。

文献を探してもその特許は見つけられなかったが、特許第5584864号によると、「ノーズから靴載置部位は連続した曲率の凸状、靴載置部位からテールは連続した曲率の凹状」を参考にしたことが記されている。

かつてそんな板が存在したのか。

完全にディレクショナルな板だね。

さらに読んでいくとこんな一文を発見。

このため、 ノーズ側を前にしても、テール側を前にしても、回転操作性を向上させることができる。 また、ボードの中ほどの位置では、エッジは緩く平坦面に近いため、傾きは小さく抑制され、安定性を高めることができる。この結果、回転操作性は、ノーズ側またはテール側の 強いコンベックスによって確保し、安定性は、ボード中ほどの弱いコンベックスによって確保される。従来技術では、ソール面のコンベックスは一定であった。本発明では、コン ベックスを可変にして、ボードの先側よりも中ほどで小さくするという発想により、回転操作性および安定性の両方とも、確保することができる。

さらに

有効エッジ拡張部のソール面におけるコンベックスは、接雪長の端の位置におけるコンベックスと、(1)同等で一定であるか、(2)ノーズ側またはテール側ほど強くなる勾配がついているか、または(3)ノーズ側またはテール側ほど弱くなる勾配がついている 、形態にすることができる。

全部の板が同じ曲率の可変コンベックスかと思ったらそうじゃないみたい。

つまり複数の可変コンベックスを持ってるってわけだ。

全部を読むとたしかに複数あることが分かる。

分かりやすいように分けてみた。


基本的な可変コンベックスA

インサートホールの端から端までが一定のコンベックス(0.3mm)

もしくはボード中央からインサートホール端までコンベックスが増大(≒0.3mmの範囲)

そこからキャンバーの終わりである接雪点に向かってコンベックスが増大(0.3~0.7mm)


②可変コンベックスAの変形である可変コンベックスA'

ボード中央からインサートホール端までコンベックスが増大(0.05mm~0.3mm)

インサートホール端から接雪点までコンベックスが増大(0.3mm~0.7mm)


可変コンベックスAとA'の違いは中央からインサートホール端までのコンベックスが一定か増大しているかだけ。


可変コンベックスAの変形である可変コンベックスB(IDキャンバー)

ボードを傾けた時の接雪点を可変コンベックスAよりもノーズテール側に長くした有効エッジ拡張部を設置(10㎝(数㎝~十数㎝)程度)

それによりノーズテールの最大横幅に有効エッジが生まれる

有効エッジ拡張部は例えば10㎝の間に上り勾配を設けている(0.3mm~3mm)

ライダーが乗り有効エッジ拡張部が浮く事で、有効エッジが短くなり小回りがきき非常に回転しやすく、また有効エッジ拡張部が上り勾配になることで、浮力を得ることができパウダースノーなどで沈み込み防止となる

コンベックスは中央寄りになった接雪点が最大で、有効エッジ拡張部が次に強く、インサートホール~中央付近は同一のコンベックス

これにより良好な回転操作性を維持し、回転操作における安定性、比較的大きな浮力を確保

さらに有効エッジ拡張部のコンベックスを一番強くしたり接雪点と同等にしたりもできる


可変コンベックスAの変形である可変コンベックスB’(IDキャンバー)

可変コンベックスBの有効エッジ拡張部のソールがフラット

フラットな有効エッジ拡張部により、良好な回転操作性を維持しながら、回転操作における安定性と、比較的大きな浮力を確保



なるほどねー、これが可変コンベックスとIDキャンバーなわけか。

HP見ると分かるけど、真似ているメーカーがあるらしくて、板のデータを取って保管、いつでも裁判で闘えるようにしてるわけだ。


弊社、可変コンベックスボード(以下、「可変コンベックス」と記す)及びIDキャンバーの類似品に関するお問い合わせを顧客の皆様から多々頂いております。 そこで弊社より、標記類似品をお取り扱いの皆様に対して次の通り申し上げ、お問い合わせのご回答とさせていただきます。

標記の可変コンベックス技術及びIDキャンバー技術について、既に、特許取得済みです。

PATENT NUMBER 特許第5584864号(特願2009-156180)技術的範囲に属する類似品について、実施にあたる行為(店内展示、店頭販売、チラシ広告、インターネット広告など)をされている販売店様、ユーザー様には、ご迷惑をお掛けする可能性があります。予めご承知下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

 

尚、多々ご連絡いただいております他社、数ブランドの類似品に関しまして、特許技術範囲内のものに対し、各部測定のうえデータ保存致しております。

 

<可変コンベックス及びIDキャンバーの特許取得内容の一部>

 請求項1:「…接雪長の全長にわたって、スノーボードのソール面に、コンベックスが付され、前記コンベックスは、前記スノーボードの横断面において、中心軸線の真下の位置を最下点とする弧状の形態であり、前記接雪長の中央位置におけるコンベックスが、前記接雪長の端付近におけるコンベックスよりも、緩いことを特徴とする。」

以下、請求項7まで従属項。


また、2021年10月4日のFacebookの投稿で

本日、某noah official dealerオーナー様より、可変コンベックス特許についてお問い合わせがございました。

内容は他社A社もB社も明らかにノーズテール下のコンベックスを強くして、noahの可変コンベックス特許を真似ていると。

我々は数年前より毎年他社ボードを確認して知っており、測定のうえデータ保存しています。と回答しました。

特許って一般の方でもインターネットで見れますので、詳しく知りたい方は検索して内容をご確認ください。

現状、真似ているブランドも数社ありますが、ちゃんと特許内容を調べ作ってはいけない。と報告していただいた常識あるブランドさんもあるので、よく考えていただきたいですね。とお応えしました。

noahが発明した特許は2つあり、

可変コンベックスとIDキャンバーと言う構造です。どう言う構造で

どのように良いのか?ご興味ある方は、HPのdealer内、各official dealerにてご確認ください。

過去、可変コンベックス構造をそのまま動画でアップされたブランドもあれば、カタログ内容に可変コンベックス内容が書かれ、まずいと思ったのでしょうか?紙を上から貼って隠したブランドもありました。また、IDキャンバー構造の名前を変えただけのブランドもたくさん見かけますが、この15年間だけでも他社さんにたくさん注目いただいている状況には光栄ではあります。このあと22-23モデルも他社ブランドにまた真似されるような開発をしていきますので、楽しみにご期待ください。


と投稿していた。

まずは一次警告をしてそれでもまだやるようなら裁判ってかんじかな?

優しいな…俺だったら即裁判して特許使用料を払ってもらうのに。


俺の勝手な予測。

2014年、特許を無事に取得、夏に開発を始めるであろう来季15-16モデルは開発を行わずオガサカ離れを決意し、14-15モデルは既に予約とかあるから発売

2015年~2016年、新しい工場でニューモデルの試作を進める

2017年、ブランド復活を決意し、17-18モデルをブルーモリスで生産、発売開始

2018年?特許を取得してから他社類似品のデータを溜め、特許を侵害しているメーカーに警告、他社はすでに18-19モデルを開発生産計画を組んでいるので2018年の夏から開発着手する19-20モデルから訂正を行う。

こんな感じなのかな?




ここからはNoahとは関係ないけど、オガサカ工場で生産しているRICE28ってブランド。

かつてはユーザーだったんだけど。

これのねー、14-15モデルのChicken-LWっていうWキャンバーがなにもかもめっちゃ調子よかったのよ。

Wキャンバーにコンベックスで回るしカービングも切れるしソールは国産メーカーなのにエクストルーデッドなんだけど走るんですわ。

でもオークションで中古を買ったし使いまくってきたからヘタってきて反発が弱くなっているだろうというわけで20-21モデルのChickenを買ったのね。

チューニングに出したら柔らかいソールで良い方のシンタードでは無いと言われてショックだったけど。

で、これのコンベックスがどれくらいかを測った見たらマジでコンベックスが無いのよ。


メーカーのカタログを見てみると、

2018-2019モデルまではカタログにコンベックス表記があったのに、2019-2020年モデルからはコンベックス表記がなくなっている。

さらに、18-19 DIVERSEにはCA2というハイブリッドキャンバーとPLUS COREという溝アーチ層構造(ボード中央トップシート側コアを薄く削る)の特徴を持っており、これがグラトリにはいいらしいのだが、翌年の19-20 DIVERSEには溝アーチ層構造はなくなっていたのだ。

つまりRICE28は19-20モデルからコンベックスと溝アーチ層構造をなくしたのだ。

グラトリに有利であり国産ボードの特権であるコンベックスをなぜ止めたのか・・・


ちなみに俺が買った19-20 super sparkもセンターが薄い溝アーチ層構造なのだ。

Noahの板はみんなセンターが薄いのかもしれない。

でもこれは特許には載ってなかったな。

長くなったので実際に買ってみたSUPERSPARKについては別の日記にする。

Noah Snowboarding Japan  Noah Snowboarding Japan』=ノアスノーボーディングジャパン  国産のメーカーでデザインがマジで可愛い。  生産は青森県にあるBluemoris(ブルーモリス)が担っている。  独自の可変コンベックスソールとIDキャンバーの特許(特許第5584864号 特願2009-156180、取得2014年)をもっている。  ネット販売は一切せず実店舗のみの扱いとなるため検索しても全然情報が出てこないしインプレッションもない。  なら俺が買って乗ってその感想をネットにあげてみる。  所謂「それってあなたの感想ですよね」をお届け。      まずはブランドから。  ブランドストーリーはこれだ!  2007年、記憶に残る雪が降らないシーズンからスノー業界に大きな影響を  及ぼし、あえてこの2007・08年モデルに立ち上げたスノーボードブランド。  それが Noah’s Ark 。他ブランドとは違った拘りの強いコンセプトと独自の  空気間から、お陰様でこれまでたくさんのファンの皆様と時間を共有して参り  ました。その後2015・16年モデルより2シーズン、一旦生産をSTOPし、情報  もシャットアウトしていました。   Noah’s Ark は止まっていましたが、Noah Snowboarding Japan プロジェ  クトは、これまでたった1日も1時間さえも止まらず動いており日々進化して  いました。これまでの業界事情を含む私たちの疑問点や問題点を解決し、  私たちが本当に造りたい理想の製品が造れない現状より、解決手段を検討し  時間を掛け、DIL(Domestic Innonation Laboratory)にて、一つ一つクリアーに  してきました。   過去業界に30年以上あらゆる角度から携わってきましたが、ビジネスで  このブランドを運営していたとすると、恐らく過去消滅したブランドと同じように  とっくに消滅して無くなっていたでしょう。 この空白の期間、全国のお取り扱い  プロショップ様やファンの皆様から数えきれないお問い合わせを頂きましたが  ご回答は納得出来たら出します。のみの回答で2年以上もの年月を要しました。   2017・18年モデルより新たな運営体制と更なる拘り・そしてNoah’s Arkベースから出来なかったことを実現させた『Noah Snowboarding Japan』がスタート致します。これから特許取得済み独自テクノロジーは勿論ですが、  更にお客様及びお取り扱いプロショップ様にもお喜びいただけるプロダクト製作と、お客様とのイベント等にも目を  向けて展開して参ります。     改めまして、どうぞ宜しくお願い申し上げます。                                      Noah Snowboarding Japan 関係者一同 出典    特許は2006年出願、2014年8月に取得。  特許出願してブランドがスタートし、特許取得でブランドが終焉。  なるほど、Noah’s Ark時代のOGASAKA(オガサカ工場)で一悶着あってブルーモリスに変更したのかな?  スキーの話だけど、オガサカで揉めてブルーモリスに生産を移したそんな話があったとかないとかゲレンデのおじさんが言ってたな。もちろん真偽不明。  で、再スタートをきったNoahはネットに情報を出さない徹底ぶり。  なので正規ディーラーのブログとかを見るとだいたいこんなことが書かれている。    ・可変コンベックス搭載でエッジングがいい  特許取得済(特許第5584864号 特願2009-156180)で他の国産ボードは真似できない形状    ・日本の雪質に合ったグラファイトソール  高品質グラファイトソール使用    ・木目のトップシートはボードに傷がつかない  スノーボードブランドでは唯一のMMSトップシート仕様(matte structure sheet)    ・高反発な乗り味  バンブーとカーボンシートで独特の反発力    ・人と絶対かぶらない  1県1店舗の取り扱い(全国で20店舗ほど)とネット販売禁止で流通量が限定されている    なるほど、めちゃよさそうだな。  そして最大の売りである特許の可変コンベックスってのがポイントになるわけだ。  これはノーズテールのコンベックスは強く、真ん中に行くごとに弱くなっているというもの。    じゃあどんなものか特許を読んでみよう。  特許の文章って言いまわしが堅苦しくて何書いてあるかマジで分からん。  俺の文章読解力が足りないせいもある。  読んでみると、Noahの可変コンベックスの根底にあるのは似たような構造を持った別の特許のソールであることが分かる。  文献を探してもその特許は見つけられなかったが、特許第5584864号によると、「ノーズから靴載置部位は連続した曲率の凸状、靴載置部位からテールは連続した曲率の凹状」を参考にしたことが記されている。  かつてそんな板が存在したのか。  完全にディレクショナルな板だね。  さらに読んでいくとこんな一文を発見。  このため、 ノーズ側を前にしても、テール側を前にしても、回転操作性を向上させることができる。 また、ボードの中ほどの位置では、エッジは緩く平坦面に近いため、傾きは小さく抑制され、安定性を高めることができる。この結果、回転操作性は、ノーズ側またはテール側の 強いコンベックスによって確保し、安定性は、ボード中ほどの弱いコンベックスによって 確保される。従来技術では、ソール面のコンベックスは一定であった。本発明では、コン ベックスを可変にして、ボードの先側よりも中ほどで小さくするという発想により、回転操作性および安定性の両方とも、確保することができる。 さらに  有効エッジ拡張部のソール面におけるコンベックスは、接雪長の端の位置におけるコンベックスと、(1)同等で一定であるか、(2)ノーズ側またはテール側ほど強くなる勾配がついているか、または(3)ノーズ側またはテール側ほど弱くなる勾配がついている 、形態にすることができる。 全部の板が同じ曲率かと思ったらそうじゃないみたい。  つまり複数の可変コンベックスを持ってるってわけだ    全部を読むとこう分けられる。  ①基本的な可変コンベックスA  インサートホールの端から端までが一定のコンベックス(0.3mm)  もしくはボード中央からインサートホール端までコンベックスが増大(≒0.3mmの範囲)  そこからキャンバーの終わりである接雪点に向かってコンベックスが増大(0.3~0.7mm)    ②可変コンベックスAの変形である可変コンベックスA'  ボード中央からインサートホール端までコンベックスが増大(0.05mm~0.3mm)  インサートホール端から接雪点までコンベックスが増大(0.3mm~0.7mm)    可変コンベックスAとA'の違いは中央からインサートホール端までのコンベックスが一定か増大しているかだけ。    ③可変コンベックスAの変形である可変コンベックスB(IDキャンバー)  ボードを傾けた時の接雪点を可変コンベックスAよりもノーズテール側に長くした有効エッジ拡張部を設置(10㎝(数㎝~十数㎝)程度)  それによりノーズテールの最大横幅に有効エッジが生まれる  有効エッジ拡張部は例えば10㎝の間に上り勾配を設けている(0.3mm~3mm)  ライダーが乗り有効エッジ拡張部が浮く事で、有効エッジが短くなり小回りがきき非常に回転しやすく、また有効エッジ拡張部が上り勾配になることで、浮力を得ることができパウダースノーなどで沈み込み防止となる  コンベックスは中央寄りになった接雪点が最大で、有効エッジ拡張部が次に強く、インサートホール~中央付近は同一のコンベックス  これにより良好な回転操作性を維持し、回転操作における安定性、比較的大きな浮力を確保  さらに有効エッジ拡張部のコンベックスを一番強くしたり接雪点と同等にしたりできる   ③可変コンベックスAの変形である可変コンベックスB’(IDキャンバー)  可変コンベックスBの有効エッジ拡張部のソールがフラット  フラットな有効エッジ拡張部により、良好な回転操作性を維持しながら、回転操作における安定性と、比較的大きな浮力を確保      なるほどねー、これが可変コンベックスとIDキャンバーなわけか。  HP見ると分かるけど、真似ているメーカーがあるらしくて、板のデータを取って保管、いつでも裁判で闘えるようにしてるわけだ。    弊社、可変コンベックスボード(以下、「可変コンベックス」と記す)及びIDキャンバーの類似品に関するお問い合わせを顧客の皆様から多々頂いております。 そこで弊社より、標記類似品をお取り扱いの皆様に対して次の通り申し上げ、お問い合わせのご回答とさせていただきます。  ​  標記の可変コンベックス技術及びIDキャンバー技術について、既に、特許取得済みです。  PATENT NUMBER 特許第5584864号(特願2009-156180)技術的範囲に属する類似品について、実施にあたる行為(店内展示、店頭販売、チラシ広告、インターネット広告など)をされている販売店様、ユーザー様には、ご迷惑をお掛けする可能性があります。予めご承知下さいますよう宜しくお願い申し上げます。     尚、多々ご連絡いただいております他社、数ブランドの類似品に関しまして、特許技術範囲内のものに対し、各部測定のうえデータ保存致しております。     <可変コンベックス及びIDキャンバーの特許取得内容の一部>   請求項1:「…接雪長の全長にわたって、スノーボードのソール面に、コンベックスが付され、前記コンベックスは、前記スノーボードの横断面において、中心軸線の真下の位置を最下点とする弧状の形態であり、前記接雪長の中央位置におけるコンベックスが、前記接雪長の端付近におけるコンベックスよりも、緩いことを特徴とする。」  以下、請求項7まで従属項。    また、2021年10月4日のFacebookの投稿で  本日、某noah official dealerオーナー様より、可変コンベックス特許についてお問い合わせがございました。  内容は他社A社もB社も明らかにノーズテール下のコンベックスを強くして、noahの可変コンベックス特許を真似ていると。  我々は数年前より毎年他社ボードを確認して知っており、測定のうえデータ保存しています。と回答しました。  特許って一般の方でもインターネットで見れますので、詳しく知りたい方は検索して内容をご確認ください。  現状、真似ているブランドも数社ありますが、ちゃんと特許内容を調べ作ってはいけない。と報告していただいた常識あるブランドさんもあるので、よく考えていただきたいですね。とお応えしました。  noahが発明した特許は2つあり、  可変コンベックスとIDキャンバーと言う構造です。どう言う構造で  どのように良いのか?ご興味ある方は、HPのdealer内、各official dealerにてご確認ください。  過去、可変コンベックス構造をそのまま動画でアップされたブランドもあれば、カタログ内容に可変コンベックス内容が書かれ、まずいと思ったのでしょうか?紙を上から貼って隠したブランドもありました。また、IDキャンバー構造の名前を変えただけのブランドもたくさん見かけますが、この15年間だけでも他社さんにたくさん注目いただいている状況には光栄ではあります。このあと22-23モデルも他社ブランドにまた真似されるような開発をしていきますので、楽しみにご期待ください。    と投稿していた。  まずは一次警告をしてそれでもまだやるようなら裁判ってかんじかな?  優しいな…俺だったら即裁判して特許使用料を払ってもらうのに。      関係ないけど、オガサカ工場で生産しているRICE28ってブランド。  まぁかつてはユーザーだったんだけど。  2018-2019モデルまではカタログにコンベックス表記があったのに、2019-2020年モデルからはコンベックス表記がなくなっている。  記入ミスか?と思って20-21モデルのChickenを買ったがマジでコンベックスが無かった。      さらに、18-19 DIVERSEにはCA2というハイブリッドキャンバーとPLUS COREという溝アーチ層構造(ボード中央トップシート側コアを薄く削る)の特徴を持っており、これがグラトリにはいいらしいのだが、19-20 DIVERSEには溝アーチ層構造はなくなっていたのだ。  つまりRICE28は19-20モデルからコンベックスと溝アーチ層構造をなくしたのだ。  グラトリに有利であり国産ボードの特権であるコンベックスをなぜ止めたのか・・・    ちなみに俺が買った19-20 super sparkもセンターが薄い溝アーチ層構造なのだ。   長くなったのでSUPERSPARKについては別の日記にする。          俺の勝手な予測はこうだ。  2015年、オガサカ離れを決意し15-16モデルは無し  2016年8月に特許を無事に取得、新しい工場でニューモデルの試作を進める  2017年ブランド復活を決意し、17-18モデルをブルーモリスで生産を開始する  2018年?特許を取得してから他社類似品のデータを溜め、侵害しているメーカーに警告、他社はすでに18-19モデルを開発生産計画を組んでいるので2018年の夏から開発着手する19-20モデルから訂正を行う。  警告の際、何かしらのペナルティを与えた?  こんな感じ?    俺はただ知っている時系列を並べてみただけなのでRICE28が特許を侵害しているかなんて知らんけど、コンベックスや溝アーチ層構造が無い方がグラトリに有利なんかね?      おまけ  可変キャンバーについての記述  ノーズテール幅付近にフラットゾーンを儲けキャンバーを踏むとノーズテールが持ち上がり、パウダーでもフリースタイルの動きが出来るIDキャンバー構造も梶泰洋氏(可変コンベックスの生みの親)が設計し高橋成明氏と一緒にテスト開発  当然バージョンアップはしていて重要な部分は非公開    コンベックスについての記述  コンベックスは最大0.7mmだが、製造技術の進歩によって将来増える可能性大とあった。
Noahいいよ、可愛いし


おまけ

可変キャンバーについての記述

ノーズテール幅付近にフラットゾーンを儲けキャンバーを踏むとノーズテールが持ち上がり、パウダーでもフリースタイルの動きが出来るIDキャンバー構造も梶泰洋氏(可変コンベックスの生みの親)が設計し高橋成明氏と一緒にテスト開発

当然バージョンアップはしていて重要な部分は非公開


コンベックスについての記述

コンベックスは最大0.7mmだが、製造技術の進歩によって将来増える可能性大とあった。


19-20SUPER SPARKを買ってみた日記はこちら

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